5月定例会における議案質疑の内容を紹介します。
(問)本事業は市内全ての小・中学校の体育館にエアコン等や非常用発電設備を整備するもの。本事業の目的を改めて聞く。
(答:学校教育部長)児童、生徒等の熱中症等を防止し、健康を保護することを目指している。また、災害時の指定避難所でもあり、非常用発電設備につきましても対象としている。
(問)本事業契約を変更する理由は。
(答:学校教育部長)山五小が2024年度末をもって廃止されたことに伴い、履行場所の小学校数を変更するため。
(問)この間3度、本事業契約の一部が変更されているが、山五小の減額が提案されなかった理由は。
(答:学校教育部長)山五小が廃止され、一旦当該事業に係る契約から除外するという判断に至った。今後、長期的な活用について引き続き検討・整理を行う中で、空調設備等の整備についても改めて判断を行う。
(問)2025年度、山五小体育館を教育課題解消のため部活動で活用するとしている。現在の活用状況と今後の見込みは。
(答:学校教育部長)現在、山田中学校の男子バレーボール部、女子バレーボール部が主に平日の放課後に使用している。他の部活動についても、放課後以外の時間帯も含めて調整を進めている。来年度以降の活用については、部活動での使用の有効性を検証しつつ、他の教育課題を解消するための活用方法も含め、引き続き検討を進める。
(問)引き続き、山五小体育館を活用するのであれば、児童、生徒等の熱中症等を予防し、健康を保持するために空調設備等の整備が必要ではないか。
(答:学校教育部長)長期的な視点で教育課題の解消に向けて、体育館を日常的に児童、生徒等が活用していくという方向性が確定した際には、必要であると認識をしている。
(問)地域住民は、本事業による空調設備や非常用発電設備が整備されることを念頭に、山五小体育館を引き続き指定避難所として活用したいと要望されている。現在、山五小施設は災害時にどのように活用される施設となっているのか。今後はどうなるのか。
(答:危機管理監)現時点における災害時の旧山五小施設の活用については、校舎棟や体育館は指定避難所、グラウンドは指定緊急避難場所として指定している。発災後はそれぞれの役割に応じて被災者を受け入れ、支援を行うこととなる。今後の対応は、管理者が常駐されず指定避難所としての維持管理体制の継続が難しい状況であり、本年7月1日をもって、指定避難所の指定を解除する予定。グラウンドにつきましては、避難者を受け入れる指定緊急避難場所として引き続き指定し、校舎棟や体育館につきましても、自主的な避難所として運営される場合には、必要な支援を引き続き行っていく。
(問)教育委員会は本議案を提案するに当たり、地域住民と協議または説明はされたのか。
(答:学校教育部長)地域の関係諸団体の窓口となっている各担当所管とは情報共有を行っている。また、旧山五小の現状等については、山五地区自治連合協議会からの求めに応じ情報提供を行った。