吹田の「今」を
お届けします

団ニュース

山五小の統合スケジュールは白紙にし、子どもたちや保護者へ丁寧な説明と意見を十分に聞け

個人質問 ますだ洋平

(問)8月16日の教育委員会議で山田第五小学校が山田第三小学校に2025年4月に統合する学校規模適正化(第二期)の方向性が確認された。その際、山田第三小学校が過小校規模校になることが理由に挙げられている。2021の年11月策定の学校規模適正化基本方針では触れられていない。いつ変更されたのか。また、2022年5月に実施されたアンケートや保護者への事前説明は、その前提となっていないのではないか。
(答:学校教育部長)当時、山田第三小学校は過小規模校となる推計結果ではなかったが、直近では過小規模校となる見込みであり統合による効果が高くなると考えている。
(問)保護者から、「2年後の統合スケジュールは理解できない」「意見する場が全くなかった」「西山田中学校区になることに動揺している」等の声が多数寄せられている。保護者への丁寧な説明と意見集約の機会はあったのか。
(答:学校教育部長)アンケートの結果がまさに意見集約の場であり、保護者説明会において基本方針に基づいて丁寧に説明する。
(問)保護者説明会では様々な懸念が出されている。スケジュールありきで進めてはならない。現在の統合時期は、いったん白紙にすべき。
(答:教育長)早期に取組む課題。様々な立場の方から広く意見をいただき検討を積み上げてきた。白紙に戻すことは考えていない。
(答:市長)学校の統廃合は、地域に摩擦を生み出すもの。誠意を持って対応する。

■北千里地区公民館について
(問)本年8月、北千里地区公民館長補佐はじめ企画運営委員11名中10名が辞職された。それはなぜか。
(答:地域教育部長)公民館利用者への対応、団体に関する情報提供の流れ等、旧施設からの変更について様々な意見が出始め運営が困難となり辞職に至った。
(問)これまでグループ活動で使用する部屋割りについて、緻密かつ柔軟に対応してこれた。指定管理後は対応が「温かくない」「これまでと違う公民館になった」「公民館が利用しづらい」と聞いている。安定したグループ活動のための調整業務ではなくただの部屋貸し対応となっていなか。
(答:地域教育部長)指定管理者の運営に対し従来の利用方法の違い等に不満を持っている方がいると認識している。指定管理者の重要な業務であり利用者ニーズに対応できるよう努めたい。
(問)企画運営委員の退職等により、文化祭の開催が危ぶまれた。指定管理者は、文化祭が円滑に開催できるよう、公民館長及び企画運営委員並びに文化祭実行委員会等と良好な関係を築き連携支援を行うことになっている。これが十分に行われいなかったのでは。
(答:地域教育部長)指定管理者の運営状況は、仕様に基づいた円滑な業務執行となるよう努めていると考えている。一方で一連に事態について、市として調整が及ばなかったと考えている。

■大阪府による大規模アリーナ等整備について
(問)大阪府は8/9、同事業の基本協定を7/26に事業予定者と締結したと発表した。私は7月24日に一般質問で同事業の進捗を確認したが、担当部は具体的な進展はないと答弁された。市も、基本協定の締結について8/9の発表で初めて知ったとのこと。周辺地域の住民にとって、大きな関心事になっていることは、当然大阪府もご存じのはず。なぜ市に対する情報提供がないのか。市長は、どのように受け止めているのか。
(答:市長)事業者等から受け取った情報を適宜お知らせするために適切な情報提供を大阪府、事業者に求める。
(要望)周辺住民の多くが共同住宅の整備について懸念している。周辺住民の生活への影響を認識いただき、丁寧な情報発信等を要望する。
※その他、教員の不祥事について、教育支援教室について質問しました。