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日本共産党 吹田市議会議員団

団ニュース

2月議会 吹三幼稚園、東保育園の統合は見直しを 個人質問 玉井美樹子

■吹三幼稚園と東保育園の幼保一体化による統合について                        (問)吹三地区内の民間の幼稚園が閉園することが昨年の春に公表され、同じ年度に吹三幼稚園がなくなると計画を聞けば、なぜこのタイミングと思うのは当然のこと。保護者を中心に、これから利用を考えている方、これまでの利用者の方などに声をかけ、取られたアンケートには「こども園化し3年保育で給食があれば選択をしたかった」など具体的な声が寄せられている。ニーズをつかみ、安易に統合などと言い、閉じるのではなく、考えるべきではないか。
(答:児童部長)公立幼稚園を3年保育の幼稚園型認定こども園に移行した経過は、小規模保育事業で2歳児保育を満了したこどもの受入先確保の観点から進めてきた。吹田第三幼稚園のあるJR以南地域、片山・岸部地域は、現在3歳児以上の枠の不足は解消され、吹田第三幼稚園の認定こども園へ移行していない。
(問)東保育園は幼保一体化しなくても大規模改修は必要。以前、公立保育園に床暖房の設置を求めたときに、市からの答えは大規模改修のときと言われていたが計画には含まれていない。統合により、吹三地区に公立幼稚園をはじめ、公立市が直営を行う乳幼児、幼児の施設は存在をしなくなる。子育て新事業の中心的な役割を果たしていく公立の存在は必要不可欠。「充実する」と言いつつ、計画は矛盾しているのではないか。
(答:児童部長)地域子育て支援拠点施設や地域子育て支援センターである公立保育所、公立幼保連携型認定こども園を中心に、公私共に相互に連携し進めてきた。 引き続き、これら地域子育て支援センター等を中心に、子育て支援の充実に努めていく。
(問)3歳児以降の枠は充足しているとのことだが、実際に要配慮適応のこどもたちが保育園に入れなかったり、小規模からの転園がかなわなかったりの事例はある。その結果や状況を踏まえて検討されたのか。
(答:児童部長)保育所入所は、各家庭の保育の必要性等を指数化した利用調整基準に基づき、保育の優先度を決め、優先度の高い世帯から順に入所内定を決定している。利用希望園と受入れ枠のミスマッチにより、入所や定員がかなわなかった場合があることを認識しているが、当該区域では、教育・保育共に3歳児以上の提供量は充足している。
(意見)吹田の公立幼稚園は1989年頃から、当時1年保育だったのを2年保育にするため、統廃合して2年保育と計画された。当時の統廃合の理由も希望者が減ったということだった。何の手を打つこともせず、統合しか本当にないのか。幼稚園の通級指導教室に通うこどもたちはどうなるのか。吹一幼稚園が認定こども園になり、入園数や希望数が増え、抽選からはずれて入れになかったり、吹三地域から通っている人もいる。吹三幼稚園をこども園化して残し、吹三地区内の民間の幼稚園の閉園後の様子を見て、再検討するように求める。

*3月24日の本会議で「東保育園と吹田第三幼稚園の統合について再検討を求める決議」が全会一致で採択されました

東保育園と吹田第三幼稚園の統合について再検討を求める決議
 東保育園の大規模修繕の実施及び吹田第三幼稚園との統合による認定こども園化の計画については、吹田第三幼稚園と吹三地区内の私立幼稚園の閉園が同時期であることから、幼稚園を希望する保護者への対応や、配慮を要する子供たちの受入れなど、課題の解決を図ることが必要である。
 よって、本市議会は本市に対し、特に保護者を始めとする地域住民や関係者の理解が十分に得られていない現状を踏まえ、統合について再検討するよう強く求める。