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JR吹田工場のアスベスト問題・
こどもの安全問題(通学路)などを質問
2005.12
議員団ニュース61号より
代表質問
そろり邦雄議員の代表質問要旨
  1. 自民党の憲法9条改悪についての市長見解を問う。国民保護法の市における動きは。
  2. こどもの安全問題とりわけ通学路の安全対策、JR吹田工場のアスベスト問題、耐震構造偽造事件問題など社会問題となっている課題の解決を。
  3. 小泉構造改革による介護保険法改悪・障害者自立支援法などの社会福祉切捨てに対する吹田市の対応を求める。
  4. 民間資本導入によるPFI事業などと市民参画は両立しない。市の公的責任を明確にすることを求める。
  5. 自治基本条例と市民参加やまちづくり協議会のあり方はどうなるか。
  6. 保育・学童の待機児解消などの市民要求に応え、施設改善を。小児救急を市民病院で実施せよ。障害児学童保育支援・中学校給食実施を。
  7. 梅田貨物駅移転問題と市民合意の判断基準、住民投票条例について。
  8. 千里ニュータウンの、住宅建替え、北千里小学校統廃合問題、国立循環器病センター建替え問題など。
  9. 北工場建替え契約について談合疑惑について。

質問に対する答弁要旨

  • 市長から、「憲法9条」について議会で初めてその重要性について答弁がある。
  • JR吹田工場のアスベスト実態調査を約束。
  • 保育所施設改善を進める・学童(山1)の待機児解消を約束・障害児学童について竹見台小学校に場所を確保。
  • 小児救急について、市民病院での再開検討を約束。
  • まちづくり協議会は既成の手法でなく、多くの市民参画ですすめる。
  • 障害者自立支援法の具体点が明らかになった時点で市の独自施策も検討する。
  • 梅田貨物駅移転は協定の趣旨尊重する。
教育委員(教育長)の人選案件に反対 2005.12
議員団ニュース61号より
個人質問
松本洋一郎議員の反対意見

 23日に4年任期の満了となる椿原教育長の後任に延地(のべち)竹見台中学校長を選任する議案についての反対意見(要旨)を紹介します。


 市長は特別職の任期を1期4年限りで、再任しないと機械的に決めているようだが、その科学的根拠や市民が納得する客観的な道理はありません。
  市長や議員でも1期4年だけで仕事をやり遂げるというのはあまりにも短く、落ち着かない気がします。失礼ですが、はじめから再任されることが無いと分かっていれば緊張感の無い仕事ぶりになる人がいるかもしれません。3期とかの長期はどうかとは思いますが、市民のため、市政のために仕事をしてもらうことを第一の基準にして、1つ1つの特別職の仕事内容、一人一人の人物ごとに、正確に判断する必要があるのではないか。阪口市長になって初めて提案した現・教育長を、仕事上の特別の理由も無いのに、4年たったから再任しませんというのは明確な理由にとぼしいと思います。
  むしろ、この議会でも各会派から子どもの安全問題などが次々と指摘されていましたが、市民の立場からすれば、教育長先頭に継続して取り組んで欲しい、コロコロ変わるのでなく継続の方が望ましいと思っておられる人が多いと思います。
  にもかかわらず再任ではなく別の人が提案されているが、教育長は本市教育行政の最高責任者であります。したがって過去の事例がそうであったように全会一致になるよう市長側が配慮すべきであるにもかかわらず、そうならないのは提案者の責任であり、大変残念なことです。
  最高裁まで争われた昭和47年(1972年)の吹田二中事件や有罪が確定した吹田「解同」三暴力事件などの時期に、教育現場等での対応について批判される点があったことを指摘せざるを得ません。
  以上の理由で、本案件には同意できないことを申し上げ、意見といたします。

日生開発は子どもの安全第一に
命の大切さ伝える性教育を
2005.12
議員団ニュース61号より
個人質問
塩見みゆき議員の個人質問
  • 日生住宅跡地開発によって大きく影響を受ける南山田小学校のこどもたちの安全と学習環境を守れ。計画は高層12階、15階マンションが小学校を取り囲むように建設される。日照やプライバシー保護、工事中の騒音、交通問題などこどもたちの学習環境が守れない。吹田市は開発を認めるのか。
    • (答弁) こどもたちの安全と学習環境を守る努力をする。PTAや地域の方の要望がひとつでも多く実現するよう関係部局、事業者と協議していく。
  • 長野西JR跡地はこどもの遊べる広場など市民のために利用せよ。
    • (答弁) 貴重な土地として認識している。活用のあり方については引き続き検討する。
  • 図書館協議会の最終答申で、「住民から要望が強く、図書館空白地域である千里丘に図書館の整備が必要」という旨が明記。千里丘に早期に図書館の整備をせよ。新山田図書館の運営は公立図書館の理念のもと、直営を守り、「市民の知る権利」を保障し、運営はPFIを導入すべきではない。
    • (答弁) 千里丘地域への図書館整備の具体化が図れるよう、強く関係部局に働きかける。
  • 吹田市は発達に即した副読本を使って系統的な性教育を行っており評価できる。幼いこどもたちが事件に巻き込まれている時なので、自分自身や自分と違う性を知り、互いを認め合い、いのちの大切さを知る性教育、「生きる」力になる性教育が必要。市の基本理念は。
    • (答弁) 性の問題を心と体の両面から取り上げ、人権尊重の精神に基づいた全人教育としてとらえ、生命尊重の精神と態度の育成、さらに男女の特性もふまえ、自他とも大切にする人間としての行き方や男女の協力について学ばせることを目的にしている。
公園などの分煙・禁煙推進
子どもの安全のため学童保育充実を
2005.12
議員団ニュース61号より
個人質問
竹村博之議員の個人質問
  1. 公共の場でのたばこの分煙・禁煙対策の推進を。喫煙禁止地区(江坂駅周辺地域)・江坂公園内の対策の強化を求める。
    • (答弁)歩道に路面シートを貼り付けた。周辺の事業所への周知徹底に努力する。
  2. 障害者の雇用促進をはかれ。
    • (答弁)障害者雇用促進法が改正され、精神障害者にも適用された。市は目標3%で取り組んでいる。推進に努力する。
  3. 市民スポーツの発展について。中学校運動場ナイター利用を冬季・12月〜3月にも拡大し、振興をはかれ。
    • (答弁)7つの開放運営委員会と意見交換している。それぞれの状況を見ながら、調整が出来たところから検討したい。
  4. 子どもの安全について。@学童保育の待機児問題の解決を求める。A豊一小学校西校舎建替えにあたっては、安全対策を万全に。B垂水保育園前の交通安全対策を求める。
    • (答弁)南、豊一、千三の各小学校の学童保育で定員を超えている。山一小についても、教室が確保できずに苦慮しているが、プレハブ教室の設置など含めて全員入所できるように努力する。
  5. 小学校低学年教員補助者配置事業の拡充、とりわけ通年配置を実施すべき。
    • (答弁)学校現場、保護者から高い評価を得ている。通年配置の要望も大きいので、改善に努力したい。
  6. 産業廃棄物処理施設建設計画の撤回と建設許可を市は却下せよ。
    • (答弁)住環境に配慮された施設になるよう、指導していきたい。手続き上建築許可は拒否できない。
国保短期保険証などペナルティー強化をあらためよ 2005.12
議員団ニュース61号より
個人質問
村口はじめ議員の個人質問
  1. 国民健康保険について
      政府による庶民切捨ての政治の下で国保料を払えない方がふえている。保険料を払える額に軽減すべきだ。本市でも短期保険証を発行されている方が急増している。滞納者に対してペナルチー強化の姿勢を強め、滞納者に対して事情も聞かず機械的に発行するようになっているのではないか。また「留め置き」措置で事実上の無保険者を作っているのではないか。福祉という観点で国保行政推進を求める。
  2. ごみ行政について
    1. 吹田市一般廃棄物処理基本計画(素案)で、「家庭系ごみの有料性」や「ごみ袋無料配布」取りやめの方向を打ち出しているが、訂正せよ。
    2. 焼却ごみのうち、造園業者からの分が年間3000トンあるが、実態調査と堆肥化指導を行え。
  3. 商工振興について
  4. 千里山駅周辺街づくり懇談会について
  5. 都市再生機構(UR)の空家対策について
12月市議会定例会開催 2005.12
議員団ニュース60号より
議会

 吹田市議会12月定例会が開会されます。会期は6日〜26日の予定です。日程と案件は下記の通りです。


■日程


日付
種別 内容
12月6日(火) 本会議 提案説明
12月13日(火) 本会議 代表質問
12月14日(水) 本会議 (代表質問)曽呂利
12月15日(木) 本会議 (個人質問)塩見
12月16日(金) 本会議 (個人質問)竹村・村口
12月19日(月) 委員会 - 
12月26日(月) 本会議 討論・採決

2006年度予算要望書を市長に提出


 党議員団、市委員会は11月に団体懇談会を開催。29団体50人が参加しました。そこでだされた切実な意見・要望を186項目にまとめ、12月8日、市長、教育委員長に「予算要望書」を提出しました。


■報告3件
・道路側溝の雨水ますの転落事故などの損害賠償の専決処分報告など
■条例
・子育てや青少年健全育成にの推進の費用に「こども笑顔輝き基金」の設置
■単行事件2件
・高機能消防指令センター各種機器資材購入の契約
・ごみ焼却施設・北工場建替えの契約
■主な事業予算
・特別養護老人ホームメルヴェイユ・緑風会イサベルの2ヶ所の整備補助金1億9431万1000円
・社会福祉法人等による利用者負担軽減制度の拡充
特養個室の軽減特例(来年3月まで)などの助成事業2957万円
・こども110番みまもり活動支援事業として小学校区において登下校時の通学路等の見守り活動のための腕章・帽子・ホイッスルなどの予算180万円
■教育委員の選任


ごみ焼却施設・北工場建替え=事業費約258億円に


 当初計画では事業規模は日量750トン事業費約777億円その後600トンの約535億円さらに今年の2月の国の補助金申請の段階で480トンの約332億円の事業費と推移してきました。
 この間一斉地方選挙などでも争点になり、わが党の指摘や市民の関心の高まりの中で計画が精査されてきたものです。
 今回の契約に際して更に事業費の精査がされ、日量480トンは変わりませんが事業費は約258億円と圧縮されています。
アスベスト健康被害防止を
来年度千里丘地域でコミュニティバス試験運転
2005.12
議員団ニュース60号より
環境
都市環境整備対策特別委員会
倉沢さとし委員長、塩見みゆき委員

 11月21日に都市環境整備対策特別委員会が開催され、吹田市のアスベスト対策、コミュニティバス計画などについて審議されました。
 吹田市が管理する建物のアスベストいっせい調査が完了しました。疑わしい施設は101ヶ所。学校施設などでは22ヵ所ありました。市の建物はもちろんのこと民間マンション、スーパー大規模店舗などについても実態調査をし、処理の把握と指導をきちんと行うよう求めました。アスベスト問題については市として相談窓口を設置し健康被害など情報提供など行っています。
 実施が遅れていたコミュニティバスの試験運行は、千里丘地区で来年度実施される予定です。
 南下水処理場の鉛汚染問題、社会問題となっている姉歯建築設計事務所の確認申請書偽造問題での吹田市への影響など質疑がされました。

生産緑地地区内での特別養護老人ホーム建設など承認 2005.12
議員団ニュース60号より
まちづくり・住宅
吹田市都市計画審議会
倉沢さとし委員、塩見みゆき委員

 11月21日に吹田市都市計画審議会が開催され、生産緑地の変更などについて審議しました。千里山竹園1丁目で社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム建設については、生産緑地内では建物の建設が本来は認められていません。しかし特別養護老人ホームは、法律で適用除外されており設置可能施設ですので全会一致で承認されました。

「耐震偽造事件に関係する建物は吹田市内には無い」と答弁 2005.12
議員団ニュース60号より
まちづくり・住宅
吹田市住宅審議会
松本洋一郎委員、柿原まき委員

 12月5日に審議会が開かれ、来年2月に答申を予定している「吹田市住宅マスタープラン」の素案について審議しました。
 松本委員は「施策メニュー案」のうち「住宅の耐震性・防火性の向上」のところで「耐震構造計算の偽造事件に関連して?吹田市内の実情はどうか?市による建築確認申請の審査状況はどうか?マンション等の耐震診断の申し込み状況はどうか」と質問し、居住者の被害や不安に応える自治体の支援を強めるよう求めました。これに対し市側は?市内には姉歯建築士がらみの建築物は無い?確認申請の市の審査は18人で対応している?耐震診断の申し込みは平成10年から昨年度までに13件あったなどと答弁しました。
 柿原委員は「マンションの分譲時に消費者保護をはかるための情報提供と規制を吹田市独自でできないか。千里ニュータウンの住宅再生で公社の家賃値上げなど居住者負担は問題。市営住宅のPFI手法の建替えやNPOへの指定管理者制度の移行は不適当ではないか」と指摘しました。
 他の委員からも熱心な意見が出され、今後市は来年1月に市民の意見集約をおこないます。また、市営豊津住宅の一部の天井にアスベストがみられ、対応を考えているとの報告もありました。


《耐震偽造事件と吹田市について》

 議員団の調査によると、全国で問題となっているマンションやホテルの耐震偽造建設問題について、吹田市内には姉歯建築士にかかわる平成設計、ヒューザー、木村建設が手がけた建築物はない。イーホームズの建物は11件あるがいずれも木造建築で問題ない。98年の規制緩和の法改正以降、現在、吹田の民間確認申請機関は26社であり、04年度の確認申請は1214件で、そのうち100件を市が受け付け、 他を民間機関が処理をしている。