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過去のニュース

JR事故の教訓である危険カーブの点検を
廃プラ施設問題の取り組みを質問
2005.6
議員団ニュース55号より
環境
都市環境整備特別委員会
倉沢さとし委員長、塩見みゆき委員

 6月20日、役員改選後の初めての特別委員会が開催されました。  昨年度の活動報告として、南工場跡地ダイオキシン問題の調査結果と対策、コミュニティバスの試験運行にむけての取り組み、防災対策事業の概要などの報告がありました。   今年の重点課題について、塩見議員から、

  1. 東御旅町に建設予定の廃プラスチック処理の民間事業社に対して、吹田市として住民の健康を守る立場からの取り組みを、と要望。吹田市は、府が許可権限を持つとしているが、建設予定となっているプラスチック産業廃棄物処理工場は、臭気・騒音・有害物質の発生など心配される。工業地域ではあるが、周辺は住宅が多く、保育園もあり、住民の健康や環境への被害が心配される。特別委員会としても活動項目のひとつとして取り組むべきと提案しました。
  2. 福知山線の事故を教訓にして、市内を運行している鉄道事業社にどのように指導しているのか。市内鉄道の危険な急カーブ対策の現状など質問しました。 市は、尼崎事故と同じR300を超える急カーブについて阪急電鉄4ヶ所、モノレール4ヶ所がある。緊急時の近隣市などとの連携について研究を開始した、と答弁しました。
  3. 千里丘は相次ぐマンション開発に伴って車や人の通りも増えている。コミュニティバスの運行が計画されるが、交通量の調査をすべきだと指摘しました。
3万通の市民意見に、市長は誠実に応えよ 2005.6
議員団ニュース55号より
梅田貨物駅移転
吹田操車場等跡利用対策特別委員会
松本洋一郎議員、山根孝議員、村口始議員

 委員改選後初の委員会が、6月21日開催されました。当日の委員会では15人の傍聴希望者があり、その取り扱いについて、わが党は会場変更も検討して全員入室の意見を述べましたが多数決でこれまでの慣例どおり6人の入室に制限されました。
  理事者からの経過報告の後、質疑に入り村口議員が最初に質問をおこなった。

  • 3万通を超える意見書が出されたが、市民意見書の中身を見て、市長はどのような所見をもっているのか。(市長は答えず。助役など理事者の答弁は、「改めて市民の関心が高さを認識しており、大変重く受けとめている。環境影響審査会に意見書の資料を提出していく」)
  • 意見書の大半は移転反対と見てよいのではないか、意見書の中で事業に賛成、反対の比率はどのように分析されているのか。(環境保全に関する意見ということで、単純に賛成・反対とは分類できない)
  • 賛成と明確に述べているのは何通か。圧倒的多数が「移転反対」と聞いているが、これで住民合意はできるのか。(分類はできないが、「賛成」とはっきり書いているのは2通。今後、環境審査会に意見書を提出していく、その中で、答申を受けることになる)
  • スケジュール表では17年度末着工合意となっているが、不合意も併記すべきではないのか。今後の審査会の日程はどのようになっているのか。(予定表のなかでは、不合意を記入することはない、着工合意の詰めを協議している。審査会は6月下旬を予定しているが、その先は未定である。)
    続いて、山根議員は次のように質問した。
  • 市の提出資料や答弁を聞いていると、はじめに着工合意ありきと聞こえるが、認めることはできない。また、「詰めの協議をしている」と答弁しているが、現在どこまで協議しているのか、協定の1条から6条まで項目別に資料を提出すべきだ。なぜ梅田北ヤードの売却益や吹田と百済への移転費用を明らかにしないのか。(詰めの協議をしているので資料として提出できないのは申し訳ない、引き続き工事予算などの開示を強く求めていく、協定にそって作業をすすめているので「はじめから着工合意」ではない。)
  • 貨物関連自動車が通過する十三高槻線、新御堂筋線などの道路周辺の環境対策を明らかにすべきだ。百済への移転やダイヤの安全問題もあり、詰めの協議をしているのなら大阪市やJR西日本を入れた7者協議をすべきではないのか。(百済への移転問題は大阪府と大阪市で協議している。必要なときは大阪市、JR西日本と協議していく方策をとっている。)

さらに、松本議員は次のように質問した。

  • 平成17年度末で着工合意としているが時期がせまっている、住民合意のありかたについて市長の態度表明はどのようにするのか。市民意見書を反対・賛成も含めてもっと詳細に分析すべきだ。最終的な住民合意は予定されている自治基本条例にもうたわれている住民投票を実施すべきではないのか。(市長:市民意見はできるだけ多角的に分析したい。着工合意は議会とも相談しながら、最終決着をするようにしたい。)
部門別計画について審議 2005.6
議員団ニュース55号より
その他
総合計画審議会
倉沢さとし委員

 6月8日、27日に部門別計画について審議しました。
  福祉の節で、中途障害者の課題について記載がありませんでした。倉沢委員は、中途障害者に対する支援事業はすでに実施している。さらに充実する立場で文言をいれるべき、と提案し修正されました。
  国際交流では、外国籍市民の市政参加について積極的に記載すべきではないか、と提案。記述も修正されました。
  市民自治の節で、コミュニティー施設について役割を大きく評価すべきだ、と提案。今のコミセンは、使う立場に立つと遠くて不便で。新設だけでなく既存施設の有効活用を進めるべき。たとえば、西山田集会所は1階は使えるが、2階は階段が1ヶ所で消防法違反で閉鎖されている。学校の空き教室の利用など既存施設の有効活用を含めて検討を、と要望しました。
  街づくりでは、千里丘などの企業用地の跡地開発よる急激な開発ついて質問。図書館、学校、保育所などの不足、道路整備など過密な街づくりの問題が起きている。単なる住宅問題としてではなく「都市問題」として計画的対策をとるべきだ、と提案しました。
次回は8月1日午後3時から。「地域別計画」の審議にすすみます。

福祉審議会ひらく 2005.6
議員団ニュース55号より
福祉・医療
松本洋一郎委員

 6月23日、市の福祉審議会がひらかれ、つぎの福祉にかかわる報告がおこなわれました。
1、障害者自立支援法(案)の概要
2、第3期吹田高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の策定について
3、障害者の生活実態調査の報告
4、地域福祉計画について
5、(仮称)療育センター整備基本構想
  部会の編成では、昨年につづいて松本は「障害福祉部会」に所属しました。

党議員団が要求の介護保険料減免制度の改善が実現 2005.6
議員団ニュース55号より
福祉・医療

 党議員団が質問し市民からの要望が強く寄せられていた介護保険の減免制度が5月31日から改善されます。世帯の預貯金が100万円以下の規制を350万円以下に緩和するものです。
  2001年5月議会で「保険料軽減制度を求める要望決議」などされたことを受けて実施されるものです。