市議会報告

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3月議会 本会議、委員会の質問から 2016.4月
市議会報告 113号より

玉井みき子議員(代表質問)



こどもの貧困 市独自に実態調査を行い対策を

質問:こどもの貧困対策の取り組みとして「学習支援」を実施されるのはいいが、実態調査を行った場所設定や箇所数での提案か。市独自で「こどもの貧困調査」を行ってはどうか。

答弁(福祉保健部):こどもの進路のアンケートをもとに、学習環境を整えケースワーカー、生活困窮者支援センターの相談員など、連携しながら丁寧な支援に取り組んでいきたい。

答弁(こども部):2016年度大阪府の調査では見えにくい所もあり、有効だと考えられる市独自の調査についても検討したい。

その他に
●新年度の国民健康保険予算
●防災対策とまちづくり
●中学校給食
●障害者施策
●高齢者施策
●公立保育園の民営化問題
などについて質問しました。


塩見みゆき議員(個人質問)



障害者入院時コミュニケーション支援事業の改善を

質問:障害者本人の特性や関わり方を理解している支援者が行う食事や排泄等の介助も、コミュニケーション支援の一部ではないか。入院時のニーズや実態にあった支援制度になるよう改善をすべき。

答弁:入院における診療報酬の扱いにより、身体介護は認められていない。「障害者総合支援法の施行後3年目の見直し」の検討の中で、入院中の重度訪問介護の利用は、一定の支援を受けられるように見直しが必要とされている。今後、国の動向を注視していきたい。


倉沢さとし議員(個人質問)



ブラック企業の被害から若者を救済せよ

質問:国はアベノミクスや「地方創生」というが、地域経済に波及していない。市として、「健都」だけでなく、地域全体がうるおう具体的支援策をとるべきだ。

答弁:「吹田市商工振興ビジョン2025」に基づき創業者、既存事業者の支援をつよめる。

質問:ブラック企業問題について、市として規制を。

答弁:ハローワークでは法令違反企業の新卒向け求人を受理しないことになり、本市の無料職業紹介でも同じ対応をする。弁護士相談で支援している。


上垣 優子議員(個人質問)



北千里保育園は待機児対策として存続を

質問:市は、(仮称)北千里・古江台認定こども園開設の時点で北千里保育園を廃園するとの方針を改め、国の動向や今後の吹田市全体の待機児数の推移などを考慮し、北千里保育園を残し待機児対策としても活用するという選択肢を残すべきと考えるがどうか。

答弁:北千里の既存幼稚園が認定こども園に移行しない場合など、当初の想定に変更が生じるような場合は、吹田市子ども・子育て審議会の御意見を伺いながら、柔軟に対応していきたい。


柿原 まき議員(個人質問)



高齢障害者への「介護保険優先」原則は問題

質問:国が約束した「基本合意」に基づく高齢障害者の介護保険優先原則は直ちに廃止されなければならない。現在、市は障害福祉サービスに代わり介護保険サービスを支給することで、その人が適切な支援を受けられるか、どのように判断しているのか。

答弁:介護保険のみによってはサービスを確保できない場合、障害福祉サービスを支給している。ケアマネと連携もとり、障害福祉サービスの継続については具体的に聴き取り判断している。


山根たけと議員(個人質問)



地車(だんじり)の保存活用をはかれ

質問:吹田まつりでもおなじみの市有形民俗文化財、地車7台は浜の堂、西奥、都呂須、川面など各自治会で所有保存され、江戸時代制作のものが現在も曳行されているのは大阪府下でも珍しいこと。市民共有の貴重な文化財産でもあり、末長く保存活用するためにも曳行後の修理は市が責任を持って行うべきではないか。

答弁:貴重な財産としてより良い保存を図るため研究していく。


竹村 博之議員(個人質問)



公衆浴場(銭湯)の経営維持に支援策を

質問:お風呂屋さん(銭湯)は、市民の健康の増進、住民相互交流の場の役割を果たしている。市のめざす中核市になれば、公衆浴場は市の管轄となる。大阪市や堺市では、経営を維持するためにメンテナンスや施設改修に補助制度がある。市も研究し検討を。

答弁:中核市移行後は営業許可や各種手続き、衛生に関する検査業務などが市に移管する。銭湯の経営が厳しいことは認識。今後、先進市や近隣市の状況等を参考に研究していく。

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